444・河合奈保子が教えてくれた
昨日、業界に長くいる人からネット上で公開処刑のように叱られた。
なぜ、データを知ってるということで、「データしか見ていない」「分析ですべて分かったと思っている」と決めつけられるのだろう。
なぜ、CDショップを見ているからといって、配信について何も知らないと言われるのだろう。
なぜ、一部の80年代アイドルに詳しいと分かると、現在のマーケットを把握していないと言われるのだろう。
なぜ、市場分析で生活しているというだけで、音楽に愛がないと言われ続けるのだろう。
しまいには、「レコード会社にも事務所にもCD店にもいたことないくせに、何が分かる??」なんて捨て台詞も。17年もこの世界でずっと有難く仕事が途絶えて事がないのに、いまだに一歩も進んでいないように言われるなんて辛いなぁ。もうここまで来れば人種差別に近い。
いろいろと悔しい想いがこみ上げてきたが、私のことをたった一つの記事だけで「理解」(ホントは「誤解」と言いたいが)した気分になっている人とディベートしても埒が明かない。謙虚に教えていただいたと思うことにしよう。
そんな逆境人生も、河合奈保子さんの中後期の労苦に比べればまったく些細なもの。人生に悔しさがあるというのも、時に頑張れば頑張るほど結果が裏目に出るのも、それでもなお人や時代を恨まないというのも、すべて河合奈保子が教えてくれた(というか勝手に私が教わっているだけですが(笑))。
ということで!今回は日経ビジネスオンラインにて、大胆にも河合奈保子記事を書かせていただきました〜。
写真は、02年に私が構成や執筆で協力したDVD BOXです。コンパクトですが見応え十分!
多分、前回の中島みゆき「糸」の記事に比べて、アクセス激減すると思うんですよ。なので、出来ましたら良い方向に皆さんで拡散いただけると嬉しいです。あと、よかったら良い意見での投票も。
私はいつも、「人」と「音楽」を繋げる為に存在していたい。ただ、それだけです。