456・「継続は力なり」の続き
最近、フリーランスで活躍されてきた方が3人も、50代前半にして就職活動中という話を聞いてとても驚いた。ちなみに、皆さん優秀で、有名な仕事もされているのだ。きっと、金策に困ったのではなく、安定を求めて動かれているのかなと推察した。独立以来10年間、そんな気持ちが皆無だった私だが、あと4〜5年でそうなるのかな、と思うとちょっとビクビクした。
その一方で、社会や会社に対し大きな問題意識もなく、就職以来20年以上同じ会社で働き続けている同年代の方も多く見かける。いや、本当は問題を山ほど抱えていても、平穏を保つため表面上見せないクセをつけているのかも。あるいは、そんな事よりも、家庭や趣味等もっと守るべきものの為、会社を「資金源としてキープ」程度にうまく利用されているのかもしれない。そういった方に「フリーになります?」と尋ねてみて、「そんな恐ろしい事できない」と言われたことも数知れない。
そんな双方の状況を見ていると、人生設計においては、「たとえ上手くいかないとしても、継続すること」が、
「時々上手くいっていても、止めてしまうこと」よりも、随分と幸福度が高い気がしてきた。
勿論、一番良いのは、「継続した結果、上手くいくこと」だが、考えて考えて、色んな石橋を叩いて、時には自分で橋を作るよりも、さほど考えずにさっさとベルトコンベアに乗っちゃった方が、少なくとも収入面では勝る可能性が大きいようだ。
そう考えていると、「投げ出さない事・逃げ出さない事」と歌っていた、あの歌を思いだす。大ヒットしていた1992年当時、「こんな歌、絶対に共感できん」と確信していたのに、「投げ出さない」「逃げ出さない」が、こんなに人生において重要だなんて。嗚呼!!
・・・と言いつつ、私は、改善提案をせずにはムズムズが止まらないお馬鹿さんなので、これからも水の流れに打たれながら(苦笑)、生きていくのだろうな〜。
まさに、ライフ・イズ・アン・アドベンチャー!(←ヤケ)